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2022年 オタク楽曲10選

こんにちは。

今年は生活環境の変化もあってあまりアニメを見れなかったりイベントにも行けなかったりと色々ありましたが、音楽は相変わらず聞いていたので特に好きだった10曲について書きたいと思います。

今月は既に長文記事を書いてしまいブログ執筆エネルギーを使い果たしたので、若干手短に。

 

レギュレーション

・2022年中に音源(CDなど)がリリースされた曲

・1アーティスト(1名義)各1曲まで

・並びはリリース日順

 

 

 

アイディスマイル / 25時、ナイトコードで。

作詞・作曲・編曲:とあ

 

 

プロセカの曲。毎年三拍子が入る曲を入れてる気がする。三拍子枠とか作ってないのに。

マイナー調の寂しげな進行の裏で鳴ってるグロッケン(鉄琴)がオシャレ。セカイシンフォニー(オーケストラ版)のCDもサブスクで聴けるんですが、この曲は非常にオーケストラ映えしているのでそちらもオススメです。

 

ボクはゾンビ / 夏川椎菜

作詞:夏川椎菜 / 作曲・編曲:山崎真吾

 

2019年の楽曲10選は全声優オタクがログラインから一曲選んでたのに、今年コンポジットから曲を選んでるオタクは全然いない気がする。ログラインがバケモン名盤すぎたので比較するのも酷な気はするけど。

まあ例に漏れず自分もコンポジットというアルバムはそこまで刺さらなかったんですが、この曲はめちゃくちゃ好き。「滑稽だろうな、笑えよ」「ダッセェだろうが、笑うよ」あたりの夏川椎菜らしい詞と、聴くと体が勝手に動き出す山崎真吾の曲が俺好みのもの。ラスサビ直前の巻き戻しのSEのような音のギミックも豊富でシンプルに楽しい曲です。

 

開幕自分宣言 / きのホ。

作詞・作曲・編曲:ハンサムケンヤ 

 

京都を拠点にしているアイドルきのホ。の曲。漫画家うすた京介が運営に関わっていて……って書こうとしてたら、これを書いてる真っ最中に離脱したらしいので省略。

サビから始まったと思ったらサビを繰り返して2サビ後のDメロっぽいのが来て、最後にまたサビで終わるというバカみたいな作りで、これ1曲目で歌ってたらそりゃ盛り上がりますわってなる。韻の踏み方も最高。

 

TOKYO WATASHI COLLECTION / TINGS

作詞:ヤマダヒロシ / 作曲・編曲:宮野弦士

 

シャインポストの挿入歌。挿入歌として流れる前に曲としては出てたけど。

これで爆踊りするためだけにイベント行ったらなぜか立ち禁で最悪だったんですが、逆に言えばこの曲に数千円払えるぐらいには好み。「ねぇ キスミーベイビー」の音の詰め込み方のあたりが特に性癖に刺さる。

「私史上一番カワイイんだぞ」とか2番サビ前の夏吉ゆうこさんの歌声がいい意味で浮いてて好き。というか5人もいたら大体ちゃんと歌声を覚えないと誰のパートか分からないがちだけど、この5人はちゃんと特徴が際立ってて良いですね。

 

 

湖月 / fishbowl

作詞・作曲・編曲:ヤマモトショウ

 

静岡を拠点に活動しているアイドルfishbowlの一曲。

一度聴いただけでジャケットのような満月が浮かぶ夜の水面がイメージできる大名曲。1番2番ラストと歌詞が全く同じのサビを3回繰り返すという結構珍しい構成ですが、不思議と全然飽きないんですよね。入り方がそれぞれ違うからというのもあると思いますが、いわゆる疾走感とも少し違うような、どこか切なさを伴いながら駆け抜けるような曲調が新鮮さを感じさせるのかもしれません。

この曲でも「焦げ付いた」というフレーズが何度か出てくるように、fishbowlの曲は『朱夏』では「瞬間」、『平均』では「hey king」といったような曲名と語感が似た単語が歌詞の中で繰り返されがちです。曲名を二字熟語で縛るというルールに則りつつ、曲を聴く中で曲名をしっかり印象付けるという仕掛けがなされているのが面白いです。

 

インフィニット / 岡咲美保

作詞:RUCCA / 作曲・編曲:EFFY(FirstCall)

 

夏アニメ『Extreme Hearts』OP。アニメ見てなさすぎてアニメタイアップ曲が0になりかけたけど踏み止まった。何の情報もない状態で聴いてもこれ絶対何かのアニメのOPだろって分かるぐらいOPOPしてる曲です。

声優のアーティストデビューが安売りされて久しいですが、岡咲美保さんは数少ないアーティスト活動を応援したくなる声優だと思います。歌の上手さはもちろんですが、声の表現の幅が広いのが素晴らしい。顔も好き。

 

あにまってユートピア /  La prière

作詞・作曲・編曲:瀬名航

 

4年連続4回目の瀬名航。これも特別枠を設定してるわけではないのに好きすぎて毎年入れてしまう。

特に歌詞に集中して聴かなくても、聞き慣れない単語が連発していることには気付くと思います。とりあえず1番サビの歌詞がこれ。

形式ばったベイベー あーにまるって経験?

むしろこのままでもいいかもね 恥ずかしがって先制 

虫歯ゼッタイByeBye やりがい搾取にゃグーでポァンチィ(よっしゃ、いくぞー!)

シュレーディンガーと意気投合(もういっちょ!)

月の裏で南京錠(もういっちょ!)

あざと戦法チワワん坊(ラスト、もういっちょ!)

月火水金土火木金 A・NI・MA・SHOW

 

どういうこと?

意味不明歌詞代表格のもってけセーラーふくですらもう少し歌詞の意味は分かる。ここまで意味を捨てて語感に全振りしてるのはSOUL'd OUTぐらいだと思います。まあDiggy-MO'の歌詞は好きなのでこの曲を好きになるのは必然なのかもしれません。

歌詞はいつもらしからぬ狂いっぷりなんですが、曲はいつも通り最高に良い。1A、1B、2A、2Bでどれも全然違う音が鳴っていて引き出しの多さを感じさせられます。間奏の大暴れ、ラスサビでの畳み掛けは去年や一昨年の記事でも書いたように瀬名航ワークスの真骨頂とも言えるもので、何回聞いても嬉しくなっちゃう。

今年は複数アニメタイアップも手掛けた瀬名航さんのさらなるご活躍を来年もお祈りしております。

 

一冊のアロー / 櫻川めぐ

作詞・作曲・編曲:堀江晶太

 

まどそふとのゲーム『ハミダシクリエイティブ凸』OP。

堀江晶太はエロゲソングを作ってる時が一番輝いてる説。ギターがバカデカい音でずっと鳴ってて楽しい。

フルサイズで2分半ってめちゃくちゃ短いと思うんですが、今ってこのぐらいの長さの方が流行りだったりするんですかね。今チェンソーマンのEDプレイリスト見てみたら大半が3分前後だったし。

 

Sing a Wing Song / 田中琴葉(CV.種田梨沙)

作詞:高瀬愛虹 / 作曲・編曲:鈴谷皆人

 

ミリオンライブから距離を置いて4年余り、今更ミリオンの曲を選ぶことになるとは思わなかった。

たみるP@田中琴葉担当だったのでその目線での感想になるんですけど、この立ち位置の曲がやっと来たんだな、という思いが強い。朝焼けのクレッシェンド、ホントウノワタシ、シルエットとここまでのソロ曲3曲って全部自分との戦いみたいな歌です。自分という存在を認められない、自分らしくあることを恐れていた琴葉がアイドルとして一歩踏み出すまでの過程を3曲かけて描いているのは素晴らしいんですが、逆にその先のアイドル田中琴葉としてのソロ曲って無かったんですよね。この曲は4曲目にしてついにその姿を描いてくれたというわけです。

「完璧にこなせない日も(大丈夫)!」ってサビの歌詞も凄い。琴葉は病的な完璧主義者で、自分という存在を認められないというのはその完璧主義による自縄自縛の状態でもあります。そんな琴葉が、完璧じゃなくていいと他の人を勇気づける歌を歌うなんて……

曲調も底抜けに明るいようなものではなくて、朝焼けのクレッシェンドにテイストが近いような琴葉なりの応援歌といった感じでとても好きです。

 

星座になれたら / 結束バンド

作詞:樋口愛 / 作曲:内藤英雅 / 編曲:三井律郎

 

Distortion!!を入れる気満々だったんですが、流石にこの曲が良すぎて変更。

歌詞はあれこれ書くまでもないと思うので逐一語りはしないとして、後藤ひとりが作詞担当であることを最大限に活かしているのはあっぱれ。「星座」が特定個人との関係を指すのか、バンドの繋がりのことを指すのか(あるいはその両方なのか)は解釈の分かれどころではありますが、個人的には前者のほうが好みです。女の関係性のオタクなので。

ギターリフはイントロのものは誰でも強く印象に残ると思いますが、1Bと2Bのサビ前の星空のようなイメージを感じさせるリフもめちゃくちゃ気持ちいいです。ここ弾くためだけにギター欲しい。

 

 

以上です。

聴きたい曲があればとりあえずイベントに足を運ぶイベント筋がここ2年ぐらいで完全に衰えてしまい、行かなかったライブのセトリを見て家でブツブツ言う最悪の在宅になりつつあるので、2023年はしっかりリハビリしていくぞという気持ちがあります。

適当に声優ライブ行ってもいいんですが、今回取り上げたfishbowlやきのホ。以外にもライブを観てみたいアイドルがたくさんいますし、周囲に地下アイドルに狂いつつある人が増えていることもあり、とりあえず地下の対バンに適当に足を運ぶあたりから筋肉を鍛え直したいですね。

まあイベンターであろうが在宅であろうがたぶん音楽は聴いてるので、いずれにせよ引き続きオタクソングのオタクとして頑張っていきたいと思います。